小上がりスペースってただの和室じゃないんです!

小上がりスペースというと、家の中に段差が出来るし、LDKのスペースが減って狭く感じるのでは……? なんて思っていませんか? そんなことはありません。小上がりスペースは実は、居心地がよくて、使い勝手が良くて、部屋も広く感じて、そのくせ、他のスペースとは違う雰囲気を感じさせてくれるとても優れものな空間なのです。今回は、そんな小上がりスペースを見ていきましょう!

キッチンカウンターの前に小上がりスペース

御殿場市茱萸沢 S様邸

最初から、少しユニークな事例をご紹介してしまいましょう。リビングに面して小上がりがある、一見普通じゃない? と思ってしまうと思いますが、実はカウンター式のキッチンに向かって小上がりが設置されていて、カウンターに向かって座るときにはまるで、掘りごたつのように、足を下に下して座れるので、すごく快適なんですね!

モダンなLDKにピッタリのまるで舞台のような小上がり空間

沼津市岡宮 M様邸

赤と黒が空間の指し色として効いている、モダンなLDKに一段上がった小上がり空間があります。モダンな空間に畳敷きの小上がり空間をマッチさせるために、小上がり空間にも、赤と黒を使い、空間の統一性を持たせています。また、天井部分のRのデザインも、和を強調しすぎず、モダンな空間との繋がりに一役買っています。

実は和デザインってとってもモダンだったんだ!

御殿場市萩原 I様邸

こちらもすっきりとしたLDKに面して作られた小上がり畳空間。ものすごくモダンなデザインですよね! 渋茶と黒を使った壁と建具は、色としても昔ながらの日本の色を使っているのに、とてもモダンですよね。その昔茶室は、粋を極めた空間として作られたわけですが、現代においては、和室の空間をいかにお洒落に作るかということにも通じているのかもしれないですね。

陰影礼賛。光の効果をデザインする小上がり

函南町丹那 A様邸

広々LDKの一部、天井が高くなっているところと低くなっているところがあります。ここでまず上部空間のリズム感を感じるわけですが、また、床が一段上がった小上がり空間があることで低い部分でも変化を楽しむことができます。また、吹き抜け部分に作られた開口部から差し込む光と小上がり部分の落ち着いた暗さが、光のコントラストが効いてます。陰影礼賛、過ごす空間によって、気持ちも変化しそうですね。

小上がりを少し高くすると、もっと便利に使えます!

伊豆の国市 W様邸

シンプルで明るい空間である、LDKの一部に琉球畳の敷かれたモダンな小上がりがありますが、こちら、高さを利用して、下部に収納を造っています。これは、使い勝手がいいですし、一段上げた甲斐があった! と主婦の皆様に喜ばれそうですね。
また、高さがあることで、椅子のようにちょっと座るにも便利ですし、空間としての領域をしっかりと分けることが出来ています。下に寝具を収納すれば、寝室としても使えるアイデアではないでしょうか。

色々なタイプの小上がり空間、いかがでしたでしょうか。
もちろん、畳を敷く必要もないですし、和室である必要もないのですが、とりあえず和室も欲しいから、というイメージの小上がりは全くありませんでしたね。もっと自由に、もっとこだわって、もっと快適に、小上がり空間を作ってもいいんですよね。
小上がりに収納をつくれば、空間の有効活用に。段差があることで、平面でただ大空間をつくるより、変化に富んだ豊かな空間となり逆に広さを感じたりもできます。そんな様々な可能性を感じていただいたのではないかと思います。